それは自分自身の「なぜ」
先日「アップグレード」という映画を観ました。
この映画は隠れた名作とも言われていて
私にとっても楽しいものでした。

自己で身体が不自由になった主人公がテクノロジーの助けを借りて復活、
というより人を超えた能力を手にします。
まさにタイトル通り、人から次の存在への「アップグレード」が成され、
その目的に向けて人では不可能だったミッションを実行していきます。
このアップグレードは主人公の体に埋め込まれたAIアシスタントのような存在によって実現しました。
劇中主人公が自分の思考について
自分なんだかAIなんだか分からない
というようなことを言う場面があります。
自分がやっているのかやらされているのかわからない
これってちょっと恐いですよね。
ちょっとここで、このお話を
ソース原理、ウェルスダイナミクスを交えて今日のテーマに結びつけていきたいと思います。
- ソース原理とは根源的な中心人物「ソース」がどのように周囲の人「サブソース」に影響、作用し、それが波及してく様を理解しようとする理論、モデルです。
- ウェルスダイナミクスは「人こそが富」をポリシーのもと、その人の価値を最大化することを目的とした理論です。
これらに共通することは、
目的や志、自己実現には他者との協力が不可欠
であり
自分に足りないリソースはそれを持つ他者から借りれば容易である
という価値観です。
前述した「アップグレード」ではテクノロジー、AIの助けを借りて
自分一人では成し得ない目的を実行しました。

今の時代、リソースを借りる他者はAIも含まれるように思います。
ここで思い出して欲しいのがアップグレードの一幕。
「自分なんだかAIなんだか分からない」
他者の助けを借りて実現したい目的、志、あるいは夢、希望、情熱…
これらは果たして自分のものなのでしょうか?
他者からリソースを借りてやりたいことや目的を実現しても、かなえても虚しい。
これは夢や目的が他者からの影響によってもたらされている場合があります。
自分の内的なものでなく外的な影響、他人からの評価や期待、そういったものに応えるために生まれた夢、目的。
アップグレードの結末は今日のテーマについて深く考えさせられるものがあります。
目的や志、自己実現のために覚えておきたい大切なこと
いまあなたが実現に向けて突き進んでいる夢や目的、
それはあなたのものなのか?
その目的の「なぜ」を問うとそれが確認できるかもしれません。
(他人軸の場合、なぜを問うても他人に起因する目的なので答えが出ない)
仕事や人生において手応えのある充実感、満足、喜びを得るために、あなたを中心とした自分自身の「なぜ」を見失わないようにしたいものです。

