経営者の皆さん、こんにちは
高橋友幸です
私は今年、経営しているジムの設備投資に関わる助成金の申請に取り組んでいました。これは東京都が推進しているゼロエミッションという省エネ設備導入・運用改善支援事業についてのものです。
この申請については、実際に設備の施工に関わる業者さんの役割が非常に重要、というかまあ実際に施工していただくにあたりいなくてはならない存在です。なんでこんな当たり前のことをここでお伝えしているかというと……
そうなんです、私の申請のおいてのキーマンとなるこの業者さんが途中でこのプロジェクトを外れざるを得なくなってしまったんです。
これには私、目の前がまっ暗か真っ白か、一瞬放心状態になりました
この申請はなかなか大変、労力を要するもので、それを今年に入りずっとやってきました、それが無になってしまうという……私独りではなにもできませんからね、このプロジェクトは。
そんなとき、設備投資するところと別のジムで天井から漏水という事故がありました。これもこれで大変だったんですけどね……
まあそれは置いておいて、その漏水事故を対応いただいた業者さんのプロフェッショナルな仕事っぷりが素晴らしかった、信頼感を感じたんです。その印象があって、ダメ元で「もう一つのジムの施工、協力していただけませんか?」と相談したところ、二つ返事で「やりましょう!」って言ってくれたんですね。
この助成金に関わる施行って、まあ通常の施工のようにやって終わりじゃなくて、ちょっと面倒なんですよね。申請に関わる指定されたプロセスを踏まなきゃ行けない。それも踏まえての「やりましょう!」なんですよね。
この返事を聞いた時の気持ちといったら、忘れられません
そして無事施工も終了し、これまでやってきたことが結実した瞬間迎えたときに思ったことは、この業者さんへの感謝でした。この助成金ってリミットがあって、実はギリギリだったんですよね。
期限過ぎると当たり前ですけどこの助成金は無かったことになります。まさにこの業者さんに助けてもらいました。
今回生じた困難は、設備投資に関わる助成金という特殊なケースではありましたが、私独りの力ではどう頑張ってどうにかなるものではありませんでした。それが事故という偶然で結ばれた縁で力を貸してもらう、助けてもらって突破することができた。
経営者として理想の実現に挑戦していると、向かう先に数多の困難が待ち受けています。それを独りで突破しようとするか、それとも誰かに助けてもらって乗り越えるか?
多くの挑戦の中で結ばれた縁を活かし困難を乗り越えていく
これこそが社会に大きなインパクトをもたらすような経営者の王道であると思います。
最後に、縁に関わる格言で締めたいと思います。柳生家の有名な家訓。
「小才は、縁に会って縁に気づかず、中才は縁に気づいて縁を生かさず、大才は袖振り合う縁をも生かす」
あ、これは後日談というか余談なんですが、その後この業者さんとお話しする機会があったんですけど、漏水した住居に住んでいた方が以前一緒に仕事をしたことがある方で、意気投合していまはその業者さんの会社で一緒に働くことになったということです。
この偶然、これって凄くないですか?これも縁なんですよね。
それではまた!

