ビジョン、志の成長と事業規模は一心同体

先日のクライアントさんとのセッションは印象に残るものでした。
ビジョンのアップデートに伴って事業においてのゴールが10倍に。
そしてそれは今のリソースを活かしきれば可能であるということ。

この瞬間の気付きの共有、素晴らしかったです。

これは人としての土台とも言える、意識のレベルや社会的なポジションを示す「ウェルススペクトル」のレベルが上がる兆しです。
この方は現在、組織を持つ経営者のレベルである「グリーンレベル」の土台を固めるフェーズにいます。

それが今回のセッションで次の「ブルーレベル」複数の組織を持つ経営者へのイメージを描くことができました。
しかも確固たる根拠を持って、です。

ビジョンの変化がもたらす影響

ビジョンの変化はこれまでの取り組みがこの瞬間に結実したもので、決して一朝一夕に起こった事でありません。
レベルが変わる閾値というか、そういうものがあって今回のセッションでそこに達したと認識したのです。

ビジョンが転換したことで、具体的な目標のアップデートが起こりました。
これまでの売上「1億円」から「10億円の自信」へと10倍に増強されています。

またこれは顧客の変化も伴い、対象となる人数は1万人から1,000人へと減少しました(BtoCからBtoBへ)。

この変化は目標達成の可能性をより高め、達成期間も短縮できるであろうという自信をもたらしました。

勝利への鍵:「ホワイ」の明確化

このようなダイナミックな変化を生じさせたのはなにか?

セッションでなにか具体的な方法(How/やり方)を伝えたわけではありません。
これはホワイ(Why/目的・理由)を明確にしたことによって起こった価値観の変容です。

(これは前述した通り一朝一夕にして起こったことではなく、筋トレのように醸成されていった人格、価値観の変化です)

そしてこれはそのままこのクライアントさんの組織にも応用できます。
それはチームメンバーへのワンオンワン。

このワンオンワンがそれぞれの「ホワイ」を掘り下げるための強力な手段となることが分かりました。
ワンオンワンではタスクベースの議論(何をやるか)ではなく、なぜその目標(ワット)を達成したいのか、各プロジェクト、チームのリーダー自身「意識、価値観の変容」に焦点を当てていきます。

この「ホワイ」が明確になると、メンバーはモチベーションを得て自発的に行動するようになります。
このビジョンのアップデートの波及が先の「1億円」から「10億円の自信」に繋がります。

このビジョンの変容はソース原理(根源的な中心人物「ソース」がどのように周囲の人「サブソース」に影響、作用し、それが波及してく様を理解しようとする理論、モデル)にも通ずるものです。

最後に、繰り返しになりますがこのような変化はこの場で一瞬にして起こったわけではありません。
常に「今」の取り組み(タスク、具体)と「ホワイ」(ビジョン、未来)を往復し、その結びつきを意識し続けることそれこそが、持続的な成長と変化を生み出す鍵となります。

これは組織においての筋トレのようなイメージです。

この記事を書いた人

高橋 友幸のアバター 高橋 友幸 ライフフロー株式会社 代表取締役

フィットネスジム経営、教育事業など多数の事業を展開。その全てに「人こそが富」を理念とする理論、ウェルスダイナミクスを徹底活用し事業を成長させている。

また自らのウェルスダイナミクスの特性であるビジョナリーリーダーとしてのエネルギーを発揮し、マジックとも言えるようなイノベーションを起こすことを通じて「社長も社員も自立、自律」したフロー経営へのプロセスをサポートしている。

その他、DJ、武道などサブカルチャーへの造詣も深く、様々な顔を持つ。