本日は経営者の方へ「内向型ビジョナリーリーダー養成講座」を行いました。
これまでのリーダーシップ発揮のイメージは、どちらかというと、リーダーによる社員、チームへの直接の働きかけによる鼓舞、モチベート、マネジメントによるトップダウン型が中心でした。
これはウェルスダイナミクスのタイプでいう「スチール」内向型、理性的、論理、分析、事実といった左脳優位な人とは対極のイメージです。
リーダーシップはどんなタイプでもできます
内向型ビジョナリーリーダー養成講座は左脳、内向タイプの良さを活かし、マイクロマネジメントをしなくてもチーム、社員が自発的に動く状態を作るものです。

従来のヒエラルキー型組織から進化し、「内向型ビジョナリーリーダー」による新しい形へと移行、それはトップダウン、ボトムアップのアプローチの調和した形です。
この変革の核となるのが「ソース原理」です。
ソース原理とは?
物事にはきっかけ、起因の中心人物「ソース」が存在します。
ソースが明確なビジョンを持ち、その情熱と目的に共鳴する人々(サブソース)が自らの情熱と目的を持って集まることで、「クリエイティブフィールド」や「ウェルスガーデン」が広がっていきます。
クリエイティブフィールド(創造の場)とは、ソースが立ち上げたビジョン(情熱〜目的)を実現するために必要な協力者(サブソース)やリソースを引き寄せ、集まった人々が協働して具体的な活動を行って行く場のことです。
ウェルスガーデンはウェルスダイナミクスにおいての人間関係のマネジメントを指しますが、上記したクリエイティブフィールドと同じように作用します。

これは、トップダウンでもボトムアップでもない、中心から波及する「放射型」の組織モデルであり、まさに「水」のように流れ波及していく自然な形(フロー)です。
「フロー」による組織の躍動
この「ソース原理」また「ウェルスダイナミクス」の考え方を取り入れた経営手法が「フロー経営」です。
「フロー」とは、楽しみながら大きな成果を生み出す「没入状態」を指し、時間感覚がなくなるほどの心地よさを伴います。
フロー状態では、純粋な好奇心や他者への共感が原動力となります。
組織のフローは、個人のフローの集合体
リーダー(ソース)のフローが組織全体に波及し、各社員(サブソース)がそれぞれの情熱と目的を持って最高のパフォーマンスを発揮できるようになること、これがフロー経営です。
社員は「なぜ働くか」という個々の理由が明確になることで、動機、モチベーションを得、主体的に動くためマイクロマネジメントは不要になります。
ソースとなる経営者、そして社員それぞれのフローが合流し、大きな流れを作っていくのです。
フロー経営は経営者にとっても社員にとっても魅力的な会社、職場環境です。
双方、個々の人生の目的が自分の仕事、働くことに結びついているからです。
これは生きがいややりがいを実感させ、幸福度を高めます。
これは生産性や効率化というより、人間性にフォーカスした経営手法です。
人間性にフォーカスし、働く楽しさ、喜びが増していくことで生産性、効率が向上する。
これがフロー経営の目指すところです。